中国Z世代の態度を表す「喪」とは?

今日は中国の今どきの若い人の気分を表すという「喪」について
考えてみたいと思います。

中国現地の皆さんと話すと、「いい若者が採れない」という傾向は
エリアを問わず強まっていると感じます。

「いい人材」って何だという問題はさておき、中国の若い人たちが
最近どうなっているのかをこちら側が理解することも必要でしょう。

そういう意味で、最近の若者気質を理解するとっかかりに
できたらと思います。

中国で若い人たちが抱えている気分を「喪」という漢字で表すのは、
ここ数年、日本のメディアでも紹介されています。日本語版の
ウィキペディアにも「喪文化」については項目が立っています。

それによると、2016年ごろからネットをきっかけに中国の若者の間に
共感が広がったそうで、日本語だと心理学用語の「防衛的悲観主義」
とか「防御的悲観主義」が近いようです。

自分を守るための悲観主義みたいなイメージですね。


中国語の「喪」がどんな態度かというと(ほぼ漢字が表してますが)、
最初から楽観したり、妙に期待値を上げたり、根拠なき自信を
持ったりしないようにするという、あらかじめ自分を防御するための
心の持ちようだと私は理解しています。

初めから最悪のケースを考えておいて、そこまで至らなかったときに
「ああよかった」とポジティブな気分になれるようにする。

細かくいろんなことを考えてからじゃないと着手しない。

大きな理想を掲げても実現できないことの方が多いから、
遠大な目標やビジョンは考えないようにする。

達成できなかったり挫折したりした時に反動を喰らわないように、
あまりガツガツしない……。

こういった感じで、後から苦しまないために、最初から防御的に
期待値を下げておく、あるいは悲観的に見ておくことと捉えて
いただいたらいいと思います。

「喪文化」が出てきた背景はいろいろ考えられますが、中国に限らず、
一般に若い人たちの文化は前世代が形成してきた社会風潮に対する
アンチから生まれることが多いですよね。

いまの風潮にすんなり乗り切れない人たちが、新しいポジションを
示そうとするものです。

中国の若い人たちが防御的悲観主義に共感しているとすると、
やっぱり今の中国の時代の風潮に乗れず、またはそれに違和感を感じ、
バランスをとろうとしているのかなと思います。

これですぐに思いつくのは、「正能量」ブームです。

正能量は「プラスのエネルギー」ですね。マイナス思考や批判的な
態度はやめて、社会にポジティブな思想を増やしていこうという、
少し前から中国で流行しているワードです。

それからIT業界などで「996」と言われる、朝9時から夜9時まで
週6日のハードワークで上に行こうというカルチャーもあります。

こういう前向きでパワフルなものに対して、「そっちは正直いって
しんどいんですけど」というのが、今の若者たちの気質になりつつ
ある気がします。


皆さんの会社の若い社員にも大なり小なりこういう傾向があるとして、
会社としてどういうことに注意すべきか考えてみます。

まず、この人たちはひどいダメージを負わないために、
最初から防御線を張っているわけですよね。

だから上司がそのラインを突破してグッと詰めたり、
いきなり挫折を味わわせたりすると、簡単に折れてしまうでしょう。

すぐに辞めたり、職場に出て来られなくなる可能性が
前の世代より高いかもしれませんね。

相手の防御ラインの内側に突っ込んでいくような仕事の振り方、
指摘の仕方、プレッシャーのかけ方は危険な気がします。

いろんな不安を抱えて入社してきていますから、仕事面でも日常の
些細なところで会社から小さな肯定を与えていく必要がありそうです。

少しずつ挑戦したり成長したりしていることに対して、
会社が一つ一つ肯定して、「この組織なら失敗しても最悪の事態には
ならなそうだな」と感じてもらえれば、もう少しガードを解いて
前向きにやってみようか、という方向に仕向けていけるかもしれません。


今日は今どきの若者気質についてお話ししました。

皆さんも身近なところで若い社員たちを見ていて
感じるところがあったらぜひ伺いたいです。

この話は私自身も引き続き深めていけたらと思っています。

(2021年5月26日 自社オンラインセミナー 前説より)

Contact Us

お問い合わせ&相談予約フォーム

こちらから相談予約受付中!ビデオ相談・メール相談でお話を伺います

初期相談は全て無料です

弊社のような専門業者への相談はいろいろハードルが高いと思いますが初期相談はすべて無料です。

営業担当者も置いていないため追客行為も一切行いません。

課題に手をつけず化膿する・後手に回る・損失拡大する前に、とりあえずご相談ください。

お申込みフォームからお問い合わせ・相談予約

メールフォームにて24時間受け付けています。

リモート相談のご予約もこちらからどうぞ。

お問い合わせフォームに進む>

メール/電話でのお問い合わせ・相談予約

メール

中国 022-2325-1521(日本語)

日本 03-6822-4350

Zoom / Teams / WeChat / Skype など、ご希望のオンラインツールでリモート相談も承ります。

Contact Us

お問い合わせ&相談予約フォーム

こちらから相談予約受付中!ビデオ相談・メール相談でお話を伺います

初期相談は全て無料です

弊社のような専門業者への相談はいろいろハードルが高いと思いますが初期相談はすべて無料です。

営業担当者も置いていないため追客行為も一切行いません。

課題に手をつけず化膿する・後手に回る・損失拡大する前に、とりあえずご相談ください。

お申込みフォームからお問い合わせ・相談予約

メールフォームにて24時間受け付けています。

リモート相談のご予約もこちらからどうぞ。

お問い合わせフォームに進む>

メール/電話でのお問い合わせ・相談予約

メール

中国 022-2325-1521(日本語)

日本 03-6822-4350

Zoom / Teams / WeChat / Skype など、ご希望のオンラインツールでリモート相談も承ります。