ウクライナ問題で明確になった国家の生き残り方

ロシアのウクライナ侵攻をめぐって、ここまでにはっきりし
たことを私なりに整理してみました。

一つは、核を保有すると、経済重視の国際社会は根本的に手
を出せないことです。


今後、北朝鮮なんかは、より確固たる姿勢で核武装を進める
でしょう。


核武装して、いざとなればアメリカ本土に届くICBMみたいな
ものを開発しておけば、自分たちがやぶれかぶれになってボ
タンを押すことを恐れる国から壊滅的な攻撃を受けることは
ないと理解しますよね。


「やっぱり自国の核武装が最優先だ」となりそうです。

米欧のロシアへの対応を見ていると、結局、経済制裁や防衛
が前提の武器供与などしかしていませんから、核武装に関し
ては、一部の国では進むだろうと思います。核保有国も、そ
の価値を再認識したでしょう。残念ながら。



もう一つは日本に関わることで、核の仲間を作っておかない
と保障がないということです。


21世紀に入って実際にアメリカなどが軍事介入したケースを
見ると、イラク然り、アフガン然り、核を持たない国ばかり
です。


日本は一応、アメリカの核の傘に入っていることになってい
ます。


日本の港に核武装した原潜がいるという話もありますが、確
実ではないし、だいたい日本の指揮命令下でボタンを押すわ
けではないですから、何かあったときに実際に傘をかけてく
れるかどうかはわかりません。


1945年以降、日本はアメリカの傘の中で、安全保障・軍事は
そっちにお任せ、その代わり経済的対価を払うから、後はよ
ろしく、ということで経済に専念してきました。


でもいま、本当に保障が効いているのかどうかわからないで
すよね。攻撃されて初めて傘が本当にあるかどうかがわかる
という、非常に怖い状況です。


我々商売人はともかく、為政者は考えておかないと、傘がな
かったことが判明してからでは遅いという感じはします。


特に日本の周りでは、ロシアと中国と北朝鮮、三つの国が核
を保有しています。太平洋をはさんだ米国も保有しています
から、四方を核保有国にはさまれているといってもいい。


長距離用の武器を開発しなくても核ミサイルが届くような距
離に、核保有国が三つもあることは、ちゃんと考えておかな
くてはと思います。欧州よりずっとシビアな状況かもしれま
せん。



それからもう一つ、やっぱりエネルギーと食料は人間が生き
ていく上で不可欠なので、それらを握っている国は強く、
持ってない国は脆いということも再確認されたと思います。


ロシアがそうですね。エネルギーを握っているし、食料に関
しては小麦などむしろ輸出大国です。


そういうものを確保している国と違って、エネルギーや食料
を輸入に依存している国、例えば日本やシンガポールなど
は、実地の戦いが始まったり、国際的なネットワークや物流
が断たれたりすると、生命線を自国以外の誰かに握られるこ
とになります。


非常時で先方が自国優先だとなれば、お金を積んでも送って
もらえませんので。


特に戦後ずっと食料や原油の自給率で課題を抱え続けてきた
日本としては、考えていかないと怖いなぁという感じがします。


私の予想では、これから第一次産業の重要性が見直されると
思います。最後は食べる物がないと、車や家があっても生き
ていけません。食料の確保は非常に重要です。


日本は国土の78%もの森林資源があり、海洋資源がありま
す。現在、山村は過疎化し、林業も衰退してしまっています
が、水資源も含めてモノはあるわけです。


どうやって第一次産業を新しい事業に生まれ変わらせるか考
えていけば、自分たちで自国の保障ができるようになるかも
しれません。


一方で、新しい形を生み出すきっかけや素材がありながら
も、みすみす他国に足元を見られることになる可能性もある
と思います。



もう一つ、今回ロシアとウクライナの一件で欧州の脱炭素に
向けた動きが吹き飛んだと言われています。


欧州も天然ガスなどはロシアに依存していたわけですから、
違うルートで調達するとなると、自然由来の再生可能な手段
だけではエネルギーが全然確保できません。


脱炭素の旗振り役だった欧州が仕切り直しを余儀なくされて
います。


一方で安全保障の問題もあり、脱炭素と安全保障をどう両立
するかという点では、いまからが再スタートという気がして
います。


日本はというと、どうやら周回遅れになりかけていたのに、
先頭集団が引っかかったりコケたり立ち止まったりしている
状況、ともいえます。コロナ対策と一緒ですね。


ペロブスカイト太陽電池など新しい技術、基礎研究で日本は
進んでいるところもありますし、気付いたら後方に置いてい
かれてる立場でもないぞ、ということになり得ます。


脱炭素と安全保障を両立できるような、新しいエネルギー、
その再利用の仕組みを考えていく、いい機会なのかなと思い
ます。



この件から派生して、先日、愛知県の用水で大規模な漏水が
あったというニュースがありました。工業用も農業用も給水
に大きなダメージを受けたのですが、トヨタ、デンソーな
ど、ほとんど影響を受けなかった会社もあるそうです。


彼らにそういう事態を想定したBCPがあったわけではなく、
もともと自前で資源を再生して再利用する仕組みを作ってい
たのが、今回のような想定外の危機に対しても強かったとい
う話でした。


いまある資源の使用量を少なくしたり、再利用したりできる
ようにして、自前で再生できるようになれば、資源確保の重
みは変わってきます。


このあたりは日本が強みとするところですよね。

2020年代に入って大きく違う動きが出てきた中で、日本とし
て、日本の中にいる企業として、やれることはいろいろあり
そうだと感じています。


(2022年6月8日 オンラインセミナー前説より)

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