時代変化に適応する駐在員…リーダー術 孫子勒兵

四月に入りました。中国国内は企業活動や生活の正常化が進み、街には車や人出が戻ってきました。ただ、世界全体ではまだ新型コロナの感染拡大に歯止めがかからず、中国でも帰国者を中心に感染発覚の報が続きますので、マスクを外して社外の会合や飲み会に出かけるには、まだしばらくかかりそうです。なお、本当にある程度安心できる状態になったかの私の判断基準は、「幼稚園が再開したか」に置いています。頻繁に幼稚園の状況を聞いていますが、これを書いている三月下旬の時点で、まだ再開は未定のようです。

とは言え、結果的に世界で最初に感染封鎖から抜け出し、企業活動再開を本格化させつつあるのは中国です。いまこの局面では「中国の事業を最大限に機能させる」ことが全社最優先活動の一つではないかと思います。そして、現地のチームに最大限の潜在力を発揮してもらうためには「現地組織におけるリーダーシップ」が決定的に重要です。このため、本コラムも本来のテーマである駐在員のリーダーシップとマネジメントに話を戻し、現地リーダーの皆さんを応援したいと思います。

任期が限られた駐在員にとって、長い期間をかけてリーダー道を追求する余裕はありません。そこで、いますぐに試し、効果を確認できる「リーダー術」を取り上げていました。先に「孫呉」の呉子=呉起の故事を取り上げましたので、次は兵法の元祖とも言うべき孫子=孫武の故事からリーダー術を学びたいと思います。

孫武は紀元前500年ごろ、春秋時代の人です。幼少の頃のエピソードはほとんど伝わっていませんが、斉国の生まれで、一家を連れて呉に移り住み、そこで後の名宰相となる伍子胥(ごししょ)の知遇を得ます。仕えていた公子光が呉王闔閭(こうりょ)となった後、伍子胥は孫武の登用を繰り返し闔閭に薦め、やがて才能を認められた孫武は呉の将軍に就きます。田舎の小国だった呉は、孫武の軍略と作戦のもと近隣国を攻略し、ついには強国・楚を大破し、王都を陥落させて名を中原に轟かせました。この戦いでは三万の呉軍が二十万の楚軍を壊滅させたと言われています。

こうして呉は、闔閭が「春秋五覇」の一人に数えられるほど実力を上げ、一時代を築きました(春秋五覇に誰を挙げるかは史書によって異なり、息子の夫差や別の人物が入ることもあります)。ただ、孫武の後半生については史書にも記述がなく不明です。存在自体がフィクションだという専門家もいるくらい、謎の多い人です。

今回、取り上げる故事は、それまで無名の存在だった孫武が、呉王闔閭に登用される端緒ともなった有名な話です。

半ば嫌がらせで女官を鍛えてみろと言われた

伍子胥がしつこく孫武を推挙するため、仕方なく引見することにした闔閭だったが、一目見て興味が失せた。目の前にいるのは痩せてしょぼくれた印象の陰鬱な男。軍を任せるイメージとはむしろ真逆の人間。こんな男に熱を上げるとは伍子胥も目が曇ったか……。しかし、伍子胥の手前、何もせず追い返すわけにもいかない。面倒に感じた闔閭は、ふと意地の悪い趣向を思いついた。「先生の著作はすべて読んだ。大変な兵法である。されば、宮中の女官に軍の訓練を行って見せてくれぬか」。孫武は「かしこまりました。軍紀に基づく訓練と理解してよろしいでしょうか」と静かに訊いた。

●駐在員が求められる役割を発揮するために必要なこと
①脱落しない
②バカにされない
③親近感を持たれる
④信頼・尊敬される
⑤後任者にしっかりつなぐ

●相互信頼・尊敬のために
□リーダーの実力を示す
□現場に寄り添う

2020.04 Jin誌

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