新しい年は「再」にしたいですね

今年もよろしくお願いします。日本で選ばれた昨年の漢字は「密」でしたが、私にとっては「迫」。世界中が新型コロナに迫られ、国家や組織のリーダーは安全と経済の間で正解のない決断を迫られ、医療関係者も究極の選択を迫られました。私も例外ではなく、久しぶりに変化への適応を迫られて思考と五感を総動員しました(前回ここまで経営者の生存本能をフル出力させられたのは、弊社の前身である合弁会社を円満に清算へ導いて、自分が設立する法人に事業を移管しようとした2012年)。

今年は願望も込めて「再」の一年にしたいな、と思います。コロナで止まった世界中の往来の再開。コロナで会えなくなった皆さんの再会。再始動・再生・再興……。私にとっては、中国における「日本企業の再興」と日本における「再創業」が大きなテーマです。

中国の名目GDPが米国を抜いて世界一に躍り出ると予測されているのが2028年。二十年前には日本企業の視界外にいた中国企業が、いまや業界をリードしたり、規模や収益で日本企業を凌駕したりする時代になりました。現地にいる皆さんが一番実感されることだと思います。この間、日本企業も奮闘や工夫を重ねてきました。しかし、相対的地位という点では、じりじりと低下しているのが現実。2000年代初頭に、勤めることが一種のステータスだった日系企業は、いまや「とりたてて魅力はないけれど、安定しているのが利点かな」と言われる対象に。優秀な社員の勲章的な機会でもあった日本への研修生派遣は、無条件で募集しても応募者ゼロが続く状態に至りました。

遇条件、職位、仕事内容の面白さ、事業の社会的課題への貢献性、社員が微信の朋友圏で自慢したくなるような職場環境や個性的な仕掛け……こういった要素で勝負できると自信を持っている経営者の方がどのくらいいるでしょう。願わくば「そんなん当たり前でしょ、小島さん」と指摘する声が相次いでほしい。でも、苦笑いや沈黙の方が多いかもしれません。

日本企業にはまだまだ発揮できる潜在力がある

私は「日本企業なんか中国ではオワコン(もう終わった存在)だ」などと思っていませんし、そういうことを言う人たちを見返してやりたいという気持ちも持っています。一方、変に中国ズレ・アジア狎れしてしまったら、日本企業の魅力は磨けないとも考えています「和魂洋才」という言葉がありますよね。日本古来の精神を大切にしつつ、西洋の優れた知識や技術を吸収し、両者を調和・発展させていくという考え方(広辞苑で引くと、もとは「和魂漢才」だったそうで)。これからは和魂洋才に「亜力」を加えるのがいいんじゃないかと私は思っています。日本古来の精神、西洋の知識や技術、そしてアジアのたくましさ・行動力。「和魂洋才亜力」です。

中国企業の伸び方、変化のスピードを目の当たりにすると、「これはすごい、勝てない」と思うときがあります。ある企業で日本の業務責任者が「ここの業務を中国の業者に移管するなら、まず日本でやっている業務を彼らに把握させるのに最低三か月はかかる」と発言。中国の業者がリーダークラス二人を業務把握のため日本に派遣しました。日本の業務を仔細に観察し、それをフローやマニュアルの叩き台に落とすのに彼らがかけた期間は「三日間」でした。前日学んだ内容をホテルに戻ってから一気に整理、翌朝には「これでいいかチェックしてください」と持ってくるレベルだったそうです。

これ、日本人には真似できないガッツや熱意でしょうか。明治前後の日本には存在したんじゃないかと思います。米国に食い込め・追いつけと奮闘していた高度経済成長時代にも。ただ、しばらく眠らせてきた。中国企業の工夫や努力を認め、それに学ぶ気概があれば、再びすごい組織をつくり業績をたたき出すこともできると私は確信しています。

2021.01 Jin誌

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