モグラ叩きの労務管理を卒業する

外から日本を眺めている皆さんは、冷静・客観的な目で現在の日本の様子を観察されていると思います。私は日本が「オリンピックの呪縛」にがんじがらめだと思えてなりませんが、皆さんどうお感じでしょうか。開催を争った他の国・都市は胸をなで下ろしているかもしれません。こういう時期にオリンピックの開催国となるのは、どういう因果・星回りなのかと考えてしまいますね。

私は自分に解決策がないことは、できるだけ批判・批評しないようにしています。ただ、ここではちょっと原則を曲げて……。全世界が横一線スタートで対応を余儀なくされたコロナ禍は、各国の政治・行政を相対比較できる極めて稀な機会となりました。日本の感染状況を重いと見るか軽いと見るかは異なる意見がありますが、為政者・行政のリーダーシップやマネジメントが優れていたとする論者は、残念ながらほぼ皆無でしょう。国だけでなく自治体もメディアも同様。ということは、結局、これは我々国民の問題。私自身は日本のコロナ対応を目の当たりにしていろいろな衝撃を受け、深く考えさせられています。

前向きに考えれば、コロナがあったために日本の相対的な実力が認識できました。いままで「日本はどんどん地盤沈下」論や「すごいぜ日本」論があったけれど、どのあたりが弱いのか、機能不全なのか、どのあたりは捨てたもんじゃないのか、いままでよりはっきりした(多くの人が改めて認識した)ように思います。

また、コロナ対策を通じて、社会のIT活用という面で中国とどの程度の差が開いているのかも、残酷なまでにはっきりしました。この点については、中国と日本の両方の状況を知る人しか認識していないでしょうから、皆さんは貴重な、そして重要な立場だと思います。適切な例えかどうか分かりませんが、ワープロ専用機と現在のパソコン、昭和の大衆車とハイブリッド車くらいの差がある感じでしょうか……。

しかし、昔からキャッチアップさせると強いのが日本。漠然と「まあまあ悪くないんじゃないの」と思っているより、はっきり「凄い差をつけられてしまった!」と認識した方が、目標を設定しやすく合意形成もしやすい。コロナ対応がひと段落したら、各方面で一気に改革が進むかもしれません。

私はといえば、日本のレベルだけを見て自社のDXを考えていてはいけないと気づかされました。中国の若い人たちや人気店がどうITを活用しているか、学びはじめたところです。すごく小さな話、微信(ウィーチャット)の機能や使い方だけでもどんどん進化していますので、それを見ながら自分も真似して学んでいます。

新テーマモグラ叩きの卒業

時代変化に適応する駐在員の話を前回までで一区切りつけました。今回から「モグラ叩きの労務管理を卒業する」をテーマに書いてみたいと思います。

私は中国で仕事をして十七年。何代もの駐在員が赴任し帰任するところを見てきました。嬉しかったこと、悔しかったこと、楽しかったこと、残念だったこと。記憶にはいろいろな感情も一緒に入っています。その中で、年を重ねるにつれ強くなってきた思いがあります。それは「モグラ叩きは打ち止めにしたい」ということ。別な表現をするならば、「賽の河原の石積みから解放したい」。そういう会社を繰り返し見ているうち、だんだん辛くなってきました。

弊社の商売を考えれば、同じような問題(ニーズ)が繰り返し発生するのは悪い話ではありません。でもこれを是としたら、それこそ私は売上のために人生を切り売りしているようなもの。五十歳に近づいて、本当に意義のあること、やり甲斐のある課題に取り組みたいという気持ちが強くなってきました。そのためには、皆さんと一緒にモグラ叩きを卒業していく必要があります。

2021.06 Jin誌

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