新型コロナウイルス感染症関連
操業再開以外で気になっているポイント

小島です。以下は、弊社の会員企業さんにお送りした内容です。
三つ目の内容など、皆さんにお伝えしたいことですので、ここでも転載します。

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自動車関連は、稼働再開が2月17日以降に延びましたが、無条件ではないものの2月10日から稼働を認める地域も出てきました。

傾向として、大企業が集まる開発区の方が政府の動きが慎重で稼働が認められた地区でも組織の大きな企業ほど個別に「申請届出が必要」と言われているようです。

政府としては、リスク管理の観点から、大手企業や企業・住民密集地での再稼働は後に回したいと考えている感じがあります。自動車系は、とくに多くの企業がサプラチェーン上にあり、政府が最も慎重になる産業の一つなのかもしれません。

いろいろ聞いていると、「ウチ(エリア)が先頭に立つのは嫌だ」と考える上層部が多いようで、現場は身動きが取れない面もあるようですね。

当面は、まだら模様・様子見稼働で混乱も続くでしょうが、操業を再開する企業がぽつぽつ出てくれば(そして構内感染など裏目に出る事態が抑制できれば)、経済活動の正常化に向けた流れをつくる材料になると思います。

各地の稼働再開見込みについては、政府機関への照会や情報共有が相当程度進んできていると感じますので、pass Letterでは、そろそろ他の重要テーマに焦点を当てたいと思います。


以下、現在気になっているポイントです。

□中央トップの動静
□最初に新型肺炎を警告した医師の一人が感染で亡くなったこと
□日本に帰国した子供たちのケア

あまり深く書けない内容も含みますが、行間を読み取ってください。
#個別に聞きたいという方は、別途ご連絡ください。


一つ目と二つ目は連動します。

2020年は、大統領選のある米国だけでなく、中国にとっても政治的に重要な節目の年です。第十三次五か年計画の最終年であり、所得倍増計画(国民一人当たり収入とGDPを2020年に2010年比で倍増させる)の最終年でもあります。

もともと敏感な時期に、米国との問題や今回の問題が続いたことで、さらに敏感で微妙な状態になっていることは想像に難くありません。気になる材料もあります。

そして、2003年との大きな違いは、スマートフォンとSNSの普及、都市部の人たちの情報リテラシーや価値観の変化です(マズローの欲求五段階で言うと、2003年当時は第二→第四段階が中心、現在は第五段階の人たちが相当増えました)。

これらが重なると、過去とは異なる化学反応が起きる(起きている)可能性があります。


三つ目は、SARSのときの経験ということで指摘いただきました。

大人はあまり直面しないため盲点になりがちですが、今回の件で、日本に帰国したまたは一時的に帰国した子供たちは、いろいろなストレスにさらされます。

・多文化への理解や慣れのある日本人学校と同質な日本の学校はギャップが大きい。
・日本では三学期で、学級内の輪が出来上がってしまっている。
・SARSの時には「ばい菌」「病原菌」などとイジメの対象になった子もいた。

職場の方が非常事態ですので、ついつい仕事に専念しがちですが、お子さんたちのケアもよろしくお願いします。

 

●後記のような追記

日本でも「感染者数は十万人単位か!?」「SARSの死亡者数を超えそうだ」という記事が目立つようになってきました。

私は1月30日のpass Letterで書いた通り、武漢だけで16万人くらいは感染者が出るという想定でいますので、現在の各地の統計も、×10程度で見ておくのが現実的だと思っています。

SARSとの比較で思うのは、SARSの公式統計も×10で認識しておくのが妥当な線かなということです。

底が抜けない厳しめのボトムラインを想定して、メディアの話に一喜一憂せず、やるべきことを一つずつ進めていきたいと思います。


小島、Crew一同

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