お客様の声08 T.O様

「一期一会」

2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災は未曾有の被害をもたらし、多くの人達のその後の人生を変えてしまった。

そう、私もその中の一人なのだ。その日、私は新工場立ち上げの命を受けて、天津での物件探しに奔走していた。

「東北で大きな地震が発生し、津波が来ている」と本社から連絡を受けたのは、その日の夕方だった。「東北は地震が多いからなあ」と思いながら、日本語放送のテレビをつけた時、私の目に飛び込んで来たのは見慣れた釜石湾の風景だった。

「車が浮いている?」一瞬何が起きているのか理解出来ない状態から、やがて想像を絶するあまりの光景に言葉を失い、身体が硬直して行くのを今でも覚えている。

それから3ヵ月後、私は正式に天津工場の責任者として、この地に立っていた。

と同時に、私は大きな決断をした。家族を震災後の生まれ故郷である岩手に帰すこと。幸い、実家は大きな被害は無かったが、友人からは「今でも余震が続く所に、なにも今帰って来なくても」、自分自身も同じことを思いながらも、心の底では今帰るしかないと強く感じていた。

そんな不安の中で、天津工場の立ち上げはもがき苦しみながらも進んで行った。引越し先も決定し、いよいよ人財(あえて人材ではなく)を確保する段階となり、天津に伝手の無かった私は数社の人材紹介会社に声を掛けて求人活動を行った。

その中の1社に現在のDao and Crew社 小島さんの会社があった。間もなく各社より数名の紹介を受け、数日に渡り面接を行った。みんな悪くはないのだが、なぜか心が動かなかった。それから数週間が経ったある日、小島さんの会社から是非面接して頂きたい女性がいると連絡を受けた。

「運命とは皮肉なものだ。」あの東日本大震災で、彼女は親の強い願いで日本を離れ、故郷の天津に帰ってきたばかりであった。私はこの震災により友人との別れを経験した。そして今、震災により、日本から遠く離れた天津の地で新たな出会いを体験したのだ。

「早いものだ。あれから間もなく6年が経過しようとしている。」私は2016年の1月に日本に帰国し、今は出張ベースの天津勤務となったが、あの震災で出会った彼女は、今弊社の副総経理として天津工場を力強く牽引し、大きな成果を挙げている。

そして、今でも彼女の相談先はDao and Crew社の小島さん、商さん、そしてクルーの皆さんである。

これからも「一期一会」の出会いを大切にして、いつまでも「感謝」の気持を忘れずにいたいものです。

日系製造業 経営責任者 T.O様

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