改革とは現状の否定です。痛みや利害に絡むため、理屈や説得だけで進めるのは困難です(言っていることに論理性や合理性はあるが、心を動かされない…という偉い人、国や企業にもいますよね)。
改革で社内を動かすにはリーダーシップが絶対不可欠。でも、これまで組織の長を経験したことのない人が、リーダーのあるべき姿を学ぼうとしたら、それこそ5年・10年はかかります。任期の限られた駐在員にそんな時間はありません。
そこで私がお勧めしているのが「リーダー道よりリーダー術」。道を究めるには相当の年月が必要ですが、術=テクニックは誰でもポイントさえ押さえれば使用可能。任期の限られた駐在員リーダーが、「器を正す」ステップを実施するために必要なリーダーシップをどう確立し発揮するかを考えます。