工場改修プロジェクトにかかわる
トラブル解決と未然防止

中国における工場や施設の
改修・増設・修繕・自動化など
建設プロジェクトのトラブル解決

中国の建設業界は利益率が非常に低いことで有名です。コロナ後は年間3%なら悪くないと言われています。そこで起こるのが過当競争に起因する悪質な行為。生き残るために価格を下げる→利益率が下がる→利益を確保するために品質を落とす→不具合が出て工期が延びる/補修で揉める……、このようなしわ寄せは、日系企業の現場でも例外なく発生しています。

こんな問題がある企業へ

  • 工場の改修後に不具合が見つかったが施工業者が責任を認めない。
  • 工期延長で生産に影響が生じ、賠償を巡って建設業者と揉めている。
  • 施工中に仕様変更や追加費用が発生し業者と折り合わず困っている。
  • 業者の選び方がわからず、いつも最低価格のところを選んでいる。
  • 癒着や品質不正が心配だが、どうすればいいのか分からない。

サービス内容

工場の建設工事にまつわるトラブル解決

完成後に床が陥没した、壁が崩落した、見積もりを大幅に超過した、工期延長で生産に影響が生じた、入札プロセスに問題があった……、建設に関わるトラブルは、金額も経営への影響も大きくなりがちです。どのタイミングのご相談でも最大限の利益を保護しますが、できるだけ早い方が選択肢は多くなります。

工事トラブルを未然に防ぐ全過程ガード

大きなトラブルになってからでなく、計画段階から相談いただければ、より確実にプロジェクト推進を支援できます。入札での声のかけ方、施工業者の選定、設計事務所や監理会社の選定、建設工程、建設中の書類チェック、最終的な検収まで、すべてのプロセスを管理し、公正性を監督し、証拠を保全します。

その業者で大丈夫?業者選定サポート

業者選定にはさまざまなリスクがあります。安値入札し、粗悪な部材や手抜き工事で回収する業者。自社が選定されるよう設計業者や監理弁護士に結託を持ちかける業者。社員との癒着を図る業者。契約の内容にも不合理・不公平・抜け漏れが多々存在します。業者選定のポイント、御社の利益を守る契約内容調整など、厄介な業者選定をサポートします。

ポイント

1

建設トラブル解決の「場数」に自信あり

中国の建設業界の慣行を熟知し、相手による戦い方の違いを把握している専門家は決して多くありません。さまざまな要素が絡み合う建設案件では、実際に解決してきたトラブルの数が非常に重要です。専門家の経験値を推し量るには、御社が実際に抱えている懸念事項にどう対処すればいいか、初期見解を突っ込んで聞いてみるのがいちばんです。

2

金銭ではカバーできない点を重視

十分でない施工技術、市場価格を下回る見積、安価な材料の使用などが施工品質の問題を引き起こします。これらの問題を避けるためには、初期段階で適切な措置を講じることが重要です。品質と工期に関する厳しい要求、厳格な進行管理、適切な保証期間の設定をサポートし、お客様への信用喪失など、単純に金銭換算できない損失を出させません。

3

初期段階から公正性を保証

建設プロジェクトを適切に進める上で大切なのは、手続きと契約の公正性です。まずは入札ルールの設定、購入や調達での見積もりルールなど、手続きを通じて一定の公正性を確保します。さらにプロジェクト全体を通じて結ばれる膨大な契約について、その要件の適切性をチェックし、違反した場合のペナルティを定めることで業者の行動を制約します。

Captain's Message

工場改修の二大トラブルは
「工期」と「品質」

工場改修に絡むプロジェクトには大きなお金が動きます。また、会社全体にとっての影響も非常に大きいことが多いです。

うまくいけば生産性が大幅にアップしますが、施工中や完成後に揉めてしまうと、生産がストップしたり品質が変化したりして致命的な問題になることもあります。

私たちは工場立ち上げのプランニングや改善のご提案はサービス外ですが、建設業者や建設コンサルティング会社がかかわるようなプロジェクトで発生するトラブルについてなら、自信を持って防止・解決します。

工場の改修・修繕の二大トラブルは「品質」と「工期」です。「お金の問題が多いのでは?」というイメージがあるかもしれませんが、この二つのポイントは費用より重要です。

価格交渉に成功して費用を抑えても、業者が手段を講じて原材料の品質を落としてきたらどうでしょう。すぐに見抜いて対応できるでしょうか。また、施工期間を延長せざるを得なくなったとき、原因を特定して責任を追求できるでしょうか。

たとえ相手に100%の非を認めさせたとしても、信用や商売の根幹に関わる部分で、単純に金銭換算できない損失、金銭ではカバーできない損失が生まれてしまうのが工場建設トラブルの怖いところです。

私たちは状況が切羽詰まってから相談いただくことが多いため、その点は切実に感じています。できれば契約前に、難しければトラブルの芽が出てきた段階で、いちど声をかけてもらえたらと思います。

中国の工場改修トラブルは
芽のうちに手を打ってください

日系企業の建設トラブル解決は場数が重要です。
いつもの相談先に不安を感じたらご連絡ください。

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