中国拠点の組織改革を進めるにあたり、「まずは人事制度を変えよう」と考える企業は少なくありません。しかし、時間とパワーをかけて制度を導入したにもかかわらず、組織の空気が一向に変わらず、総経理の意志が現場に浸透しないケースが多発しています。 なぜ、人事制度は機能しないのか。 その根本原因は、制度の運用を「現地の人事部門」に主導させてしまう経営側にあります。 人事制度は確かに人事領域の仕組みです。ただ、現地の人事部が同格や格上の他部門管理者を押さえられるか、ダメ出しできるか、想像してみてください。私が人事部長なら無理です。かといって総経理に泣きつくわけにもいかず、板挟み状態で放置してしまうと思います。 また、私が他部署の管理者で、人事部門から新しい人事制度への移行と運用徹底を告げられたとします。きっと「趣旨はよく分からないが、面倒くさそうだな。まぁ最後は人事が調整するだろうし、とりあえずウチの部署はウチの部署のやり方で」などと考えるでしょう。 こうして、評価の厳格化、序列の逆転、過剰処遇の是正などを目指した人事制度は、現場の「現状維持の力学」によって当たり障りのない運用に丸められ、骨抜きにされてしまいます。 本来、人事制度とは「人事部門が管理するためのツール」ではありません。経営トップが社内のしがらみを断ち切り、現状維持思考を壊し、自らの意志で組織を動かすための「武器」です。 私たちが定義する「よい人事制度」とは、経営者が「使っていて楽しい、あってよかった」と実感できるもの。制度の制改定自体を目的化せず、その奥にある組織課題を解決するために、トップがいかに制度を使い倒すかが勝負どころだと考えています。 本セミナーでは、日系企業の「野戦病院」「経営の保全部隊」として、数々の中国拠点の組織改革に伴走してきたDACが、「人事制度で陥りやすい失敗例と、組織を動かすための活用法」を紹介します。 ■主なトピック ・「制度を変えれば組織が変わる」という幻想 ・「人事主導」運用の罠 ・総経理の「武器」としての制度活用 ・DACの「人事制度を活用した組織変革」 人事制度は「作る」ものではなく、「使う」もの。今回は制度が骨抜きになる負の連鎖を断ち切り、トップ主導で現実を動かすための実践的なアプローチを公開します。自らの意志で組織を動かしたいと考える、本気の経営者・リーダーのご参加をお待ちしています。 <プログラム> 14:00~14:40 サービスのご紹介 14:40~14:50 Q&A(チャットでご質問いただけます)